このページで言う「口臭の問題の解決」とは、口臭がいつでもまったくしないということではなくて、 下記にも書きますように、口臭の仕組みを理解できてちゃんとした対応がとれるようになることを指していますよ^^
なので普段は口の中の匂いはありませんが、なにか食べたり飲んだりした後何もしなければ、食べ物が口の中で変化してその匂いがします^^
しかし、それに『 どう対応すればいいのかちゃんとわかっている 』ということが大きな違いになります。(←ここが大切です!)
結果として、今まであった口臭に対する悩みが消えたということですね^^
悩みが消えってなくなったということを、ここでは『解決』と呼ばさせていただいています。
ポイントだけを要約しますと、
- 口内環境の改善
- 歯石の除去
- 即席の対応方法
- 上記以外の手段の検索
になります。
それでは始めましょう^^
〇 画面の右下にある目次ボタン()が便利です。
口臭の解決方法
手順
- 歯石の除去(←みそはここ!)
- 信頼のおける歯医者さんで歯石の除去をしてもらう(月1程度~)
- 湯船につかりながらタオルでプラーク層を除去する(月1程度~)
- 歯ブラシとデンタルフロスの考え方
- 歯ブラシの交換目安は2週間以内
- 歯磨き粉に重曹を付けて使用する(目安は2日に1回)
- デンタルフロスを使用する
- EM菌で口をゆすぐ(←みそはここ!)
1. 歯石の除去(←みそはここ!)
歯石(読み:しせき)の除去は、口臭解決の2大トリガーの一つになります。
そちらをこれからご説明します。
1-1 信頼のおける歯医者さんで歯石の除去をしてもらう
歯石の除去をすることが口臭の解決の糸口です。まずはじめに、信頼のおける歯医者さんに歯石の除去をお願いしてみましょう。
自己流であれこれ試したところで、悩みが深まる一方でいつまでたっても解決しませんので、確実にうまくいく一番簡単な方法を今すぐに試してみてください。
歯医者さんで歯石の除去をすること以上に簡単で効果の出る方法はないと思います^^
ここで一度、読み進めないでストップしてください。
歯石の除去が終わって、口内環境が一度リセットできましたら、次の説明にお進みください。
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歯医者さんで歯石が綺麗にとれましたらその後、日々のケアをどうすればいいのかを説明します。
歯石の除去は多くても「月1程度~」としてそうそう何度も行かないでいいと思います。最初の一回のインパクトが大きいからです^^
歯石の除去をして口内環境が一度リセットされましたら数年ぐらいは口臭が気にならないレベルだと思いますけど、匂いが気になりだしたらまた歯石の除去を行いましょう。
歯医者さんで歯石の除去ができましたら、口臭の原因である歯石を作りにくい習慣を持つ必要があります。その一つがプラークの除去になります。
細かい詳細はわかりませんが、個人的には歯石ができる前段階であるプラーク層をしっかり除去できていれば、口臭はほぼしなくなると感じます。
プラークの除去をセルフケアで行う、うまくいく簡単な方法が1つだけわかりましたのでこちらもシェアします。
1-2 湯船につかりながらタオルでプラーク層を除去する
- 湯船につかりながらリラックスして身体があったまったころに、普通の綿のタオルを湯につけてあっためます。
- 歯についているプラーク層をあっためた濡れタオルで歯を撫でるように磨くと言いますか、ツーストロークぐらいまででふき取るようにします。(やりすぎは厳禁です)
歯石の除去をセルフで行うというのとは少し違いまして、歯石になる前の「プラーク層」をタオルで拭き取るというのが合っているかなと思いますね。
歯石は固くて歯ブラシやタオルではとれませんが、プラーク層はもう少し柔らかくて歯ブラシでは大まかにしかとれませんが、タオルでは拭き取れる、みたいなイメージです。
拭き取るときの注意点は、口の中の粘膜にタオルを当てないようにするということです。
粘膜はタオル等の固いものにこすられても大丈夫なようには作られていませんので、タオルが粘膜を傷つけてしまうと損傷してしまいます。粘膜の損傷は(下記にも書きますけど)口臭の原因の一つになりますので、口臭の原因を減らすために粘膜を傷付けません。
また、銀歯が浮いていたりしますと、タオルに引っかかりとれてしまうかもしれませんので、丁寧に行いましょう。
今説明をさせていただいています「歯石」や「プラーク層」という言葉は、説明のために選んだ簡潔な言葉なので、歯医者さんの説明する内容とは異なります^^
このやり方の難点は、奥歯までやろうとしても粘膜に当たってしまうのでそもそも難しい点です。
そもそも、歯医者さんには狭い口の中に合う各種の道具があったり、その道のプロの方が歯石の除去を行ってくれていますので、そもそもセルフで行う必要はまったくないです^^
唯一あったやり方をシェアしましたが、それをする難点も同時にシェアしました^^なので、普通は無理に他の方法を試したりせず、素直に歯医者さんに行き施術していただきましょう。
口臭の根本原因であります、歯石の除去についての知識をシェアしました。
次に大切なのは、歯ブラシを使った正しい歯の磨き方についてです。
2. 歯ブラシとデンタルフロスの考え方(毎日)
2-1 歯ブラシの交換目安は2週間以内
歯ブラシで最も効果が高かったのは、歯ブラシが開く前に交換するという方針でした。
通常は歯ブラシが開いたら交換しましょうと言われているかもしれませんが、歯ブラシが開く前に交換すると口臭がなくなりました。歯ブラシの交換目安は2週間でした。
歯ブラシは力をあまり使わずにブラッシングします。また、歯がツルツルになるように気を付けて行います。
歯茎(はぐき)等の粘膜をブラシで磨くと損傷してしまいますので、口内環境を適切にすることを念頭に、粘膜を損傷しないように歯を磨きます。
舌ベロで触って歯がツルツルであればOKです。
歯ブラシの固さはお好みですが、歯茎から血が出ない硬さでなおかつ歯垢がちゃんととれて歯がツルツルになって気持ちがいいくらいの固さがベターです。
歯ブラシは堅さの違う2種類を使います。固い方でつるつるにし、柔らかい極細タイプの方で歯と歯茎の間のプラークを除去します。歯と歯茎の間のプラークを取り除くことで朝起きた時の口臭が激減します。
2-2 歯磨き粉に重曹を付けて使用する(目安は2日に1回です)
〇 重曹とは
2日に1回ぐらいの目安で、重曹を歯磨き粉に適量付けて一緒に磨くのがおすすめです。
重曹は歯を痛めることなく研磨してくれる感じで結構好きです。(ここで言う研磨とはホワイトニングのことではなくて歯垢(しこう)の除去のことです)
重曹は飲み込まずにちゃんと口をゆすぎます。
2-3 デンタルフロスを使用する
デンタルフロスは万人におすすめできるかどうかはわかりません。
下記にも少し書きましたが、虫歯が腐ったような一番やばい感じになったことがあり、それからというもの虫歯絶対ダメ!を目標にしていますので、フロスは欠かせませんね^^
デンタルフロスはワックス付きの糸状の物を40cmぐらいにカットして、両端を結んで輪っかにして使用しています。
3. EM菌で口をゆすぐ(毎日夜の歯磨きの後)(←みそはここ!)
歯石の除去と並んで口臭解決の2大トリガーの一つは、EM菌で口をゆすぐという物です。
原液のEM菌はすっぱすぎますのである程度水で薄めてから口をゆすぐと、次の日朝起きた時に口臭がしません^^
有用な微生物群が口内環境を適切にしてくれているからだと思います。EM菌は誰にでもおすすめします^^
EM菌とは、有用微生物群ということですね。詳しくはこちら → EMとは|(株)EM生活
EM菌の注意点が一つありまして、それは、家族の中で有用な微生物群の影響を受けるとおなかが常に緩かったりする場合には、EM菌の使用を中止するとその方のおなかが緩いのが治ると思います。
または、中止しないでもマイコップやマイタオルを用意し、その方がEM菌と接触しない工夫があれば大丈夫だと思います。それから、デトックスの症状としておなかが緩くなっているようでしたら、毒素が抜ければおなかの調子も治りますので大丈夫かなと思います。
朝起きた時に口の中がまずかったり口臭がする方は、夜に歯磨きをした後に水で薄めたEM菌で口をゆすぐことを習慣にすると、歯石の除去や正しいプラークの除去、正しい歯ブラシの仕方との相乗効果により口臭は解決すると思います。
また、おなかが健康になるだけなのでEM菌は飲んでも大丈夫ですが、ゆすぎ終わりましたら飲まずに吐き出します。なおその後、水やマウスウォッシュ等で口をゆすぎなおしたりしません。
口の中にEM菌がたくさんいることで寝ている間に働いてくれるからです。減菌したり殺菌したりしないようにすると大活躍してくれて効果を実感することができます。
EM菌が気に入りましたら朝歯磨きした後など、好きな時にいつでも使用することをおすすめします。
EM菌は代わりに歯磨きをしてくれているということではないですので、歯磨きは欠かすことはできません。歯磨きの磨き残したところに作用している感じです。
口臭の改善に即効性の効果があるもの(即効性タイプ)
- 歯石の除去
- リステリン等のマウスウォッシュ
- フリスク等食べるタイプの口臭予防タブレット
- あめ、ガムなどで唾液を分泌させる方法
- 水分をとる
〇 解説
1. 歯石の除去は即効性があります。
2. マウスウォッシュは、口内環境を良い方に整えてくれる微生物も殺してしまう印象があり、長い目で見ると害があると思い使用しませんが、即効性があります。
3. CMでよくあるタブレットタイプです。即効性がありますが、口臭の仕組みを理解していない一過性の対応なので、それらが手放せないものとなります。
4. 上の3と同じで即効性がありますが、口臭の仕組みを理解していない一過性の対応なので、それらが手放せないものとなります。
5. 水を口に含む等。次に口が乾くまで効果がありますが短期的です。
これらは緊急時など、即効性が欲しい時にのみ使用させていただくことをベースにして、基本は歯石の除去と口内環境の改善を目標に、EM菌で口をゆすぐと口臭解決に直結するのでいいかなと思います。
口臭の仕組み
歯石の匂い
口臭のすべての原因は、長年の間に歯に固着した歯石だと思います。
信頼のおける歯医者さんで歯石の除去をお願いして歯石をとると、驚くことに口臭が消えます^^
口臭の仕組みは簡潔に言えば、匂いを通しずらい水分が歯石を覆っているか覆っていないかだけです。
歯石(=匂いの原因)を覆うものが蓋をして匂いを閉じ込めていると口臭が抑えられます。反対に、口が乾いて匂いをガードしていたバリアがなくなった状態が口臭を感じる状態になると思います。
匂いの原因である歯石を除去してしまうと、口臭の一番大きな原因がなくなりますので、だいぶ気が楽になるかなと思います。
舌の匂い
舌べろの味蕾(みらい)にも口臭の原因が付着していますが、舌ベロ専用のブラシでこすり落とすなどしないでも、ごはんや野菜をよくかんで食べればその自然なブラッシング効果によって舌が綺麗になり、匂いの原因も取り除けます。
舌べろ専用のブラシを試してみることである程度効果は期待できますが、それよりも味蕾にダメージを与えてしまいますと一定期間味覚を感じられなくなりますのであまりお勧めしません。
舌ベロの汚れが気になるようでしたら、舌ベロに優しいもので少ない回数で数回に分けて掃除してみましょう。
キャベツなどのシャキシャキしたものをよく噛むと、それだけで自然なブラッシング効果があるかなと思います。
ご飯をよく噛むことで唾液が出たりブラッシングしてくれたりして、口内環境が良い方に向かいます。
食べたものによる匂い
- 香りの強いものを食べた後の口臭
- 消化に時間のかかるものを食べた時の胃の匂い
〇 解説
1-1. 五薫(読み:ごくん)と呼ばれる、ネギ、ラッキョウ、ニンニク、タマネギ、ニラ等の強い匂いが口の中に残るものを食べた時の口臭があります。五薫以外では納豆等も。
においの強い食べ物を食べた後、口臭を無くす方法は歯磨きをするぐらいしか思い当りませんね。あとはできるだけ、そういう物を食べないようにして匂いを避けることですね。
1-2. 糖類は時間がたつと口の中で変化して口臭の原因になります。コーヒー、清涼飲料水、蜂蜜、お菓子、菓子パン、ごはん類等々。
コーヒーや紅茶などを飲んだ後、歯磨きをせずに口臭をさせない方法は、たぶんないんじゃないのかなと思います。口臭をさせないためには天秤にかけてコーヒーを飲まないか、飲んだ後歯を磨くかします。
2. 匂いの強いものや消化に時間がかかるものをたくさん食べた時にげっぷなどによって胃から来る口臭もあります。
虫歯の匂い
特殊な一例として、虫歯のにおいというのもあります。歯が腐ったような普段嗅いだことが無いような腐臭がしますのですぐに気づきますが、それが虫歯の進行した状態の匂いだと知らない場合は歯が痛いだけで口臭の原因がわかっていない状態ということもあります。歯医者さんに行き虫歯を取り除くと匂いが消えます。
血の匂い
口の中を傷つけてしまった時、例えばよくあるのが、歯ブラシで歯茎を傷つけたり、フロスで歯茎を傷つけたりした時に血が出ますけど、その血が口臭の原因になります。
また、口の中の粘膜に対して過剰にこすったりして組織をはがしたり、ほっぺたの内側を噛んで傷つけたりして、歯ブラシをする時に痛くて奥歯までちゃんと磨けなかったりしますと、磨けていない部分は口臭の原因となります。
ストレスからくる内臓系の匂い
ストレスから消化液が過剰に出ているかのような膵液(すいえき)のような匂いが口臭として出ている方もまれにいらっしゃいます。緊張をほぐして、ストレスから解放されると治ります。
緊張をほぐすには、カモミールなどのハーブティーを飲んだり、頭を悩ませている問題から一時的に離れるために自然の中に行ったりすることをおすすめします。
このページにアクセスする利用者は10代~20代ぐらいを想定させていただいていますので、ストレスからくる内臓のデトックスの一環としての口臭はほぼ対象外になります。(その経験があまりないので詳しく知らないからです。)
しかし、上記で口内環境を改善されたのに口臭の悩みが完全には解決できなかった場合には、内臓系からくる口臭というテーマに切り替えて、さらに検索を続けてみてください。